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もみを運ぶバネコンベアー

2015年09月09日

みなさんこんにちは!現在の大潟村は曇り、東北東の風5m、気温22℃・湿度79%です。
昨日から秋田は台風の影響なのか風がとても強いです。Tシャツだけでは寒い時もあるので久しぶりにノースリーブのフリースベストを着て仕事しています。
さて、今日はバネコンベアー(通称 バネコン)と言う”もみ”を運ぶ機械の整備をしました。もみとはもみ殻に覆われた状態の玄米の事です。
私達が食べられる状態の玄米にするには”もみすり”と言う作業をしなければなりません。もみすりは「もみすり機」と言う機械を使い、玄米を覆っているもみ殻を剥ぎ取ります。もみすりの際、貯蔵庫からもみすり機までのもみ運搬を行うのがバネコンです。直径10センチ・長さ数メートルのフレキシブルパイプの中に螺旋状バネが入っているのであらゆる方向へ曲げる事が出来るのが最大の特徴です。
パイプの中の螺旋状バネがモーターで回されると、もみが勢い良く運ばれます。今回はこのバネコンモーターベアリングが壊れて異音が出ていたので分解・交換しました。

 

 バネコンモーターを分解してシャフトを取り出し、ベアリングを触ってみるとガリガリ引っかかり綺麗に回りませんでした
 
ベアリングをシャフトから引き抜く専用工具を使って取り外します。とても手の力では引き抜けません。

   
古いベアリングから新しいベアリングに交換します。これで安心

 
バネコンホースの先端部です。この先端をもみ貯蔵庫に差し込みます。

   
写真手前側にモーターがあり、バネを回します。バネコンホース先端からパイプを通って運ばれて来たもみがここから出て来ます。バネコンはホースをあらゆる方向へ曲げられる特性があり大変便利です

 
無事組み上げが終わりました。楽しかったです
こだわり農場

コンバイン整備3日目

2015年09月08日

みなさんこんにちは!現在の大潟村は曇り、東北東の風5m、気温23℃・湿度60%です。
今日は午前中コンバインの整備、午後からもみ殻送風機の分解整備をしています。昨日整備したコンバインのエンジン冷却ファンの土台にガタが見付かり、急遽また分解してベアリングやファンの土台パーツを交換しました。私は整備が趣味で、分解したパーツをきっちり組み上げて完璧に直すのが楽しくて仕方ありません(^_^) 

整備費も節約出来て一石二鳥です。
分解整備の際はその周りもよーく観察すると交換すべき故障箇所が新たに見付かる事が多いです。
みなさんも是非身近な物の整備にチャレンジしてみて下さい。たったこれだけで直ってしまうの⁇こんなに簡単で楽しいの⁇と思う筈です。

   
昨日組み上げたコンバインのファンやオルタネーターを再び分解してファンの土台パーツ・ベアリングを新品に交換しました

 
エンジン冷却ファンの土台パーツ。左の傷んだ土台は表面に凸凹がありグラつきの原因になっていました。新品に交換して一安心です

   
こちらはもみ殻送風機を分解したもので、もみ殻で穴の開いたパーツを交換しています

 
工具は私の宝です。これらの道具があるからこそ良い整備が出来ます(^_^)v
こだわり農場

コンバイン整備2日目

2015年09月07日

みなさんこんにちは!現在の大潟村は晴れ、北東の風5m、気温25℃・湿度60%です。
今日は久しぶりに綺麗な晴れ、カラッと気持ちの良い天気になりました。また、最近はとても涼しくなり過ごし易いのでとても助かります!
先日に引き続きコンバインの整備をしています。ちょっと分かりにくいですが、写真はエンジンのオルタネーターベルトとファンベルトを交換している所です。取り外したベルトをよく見てみると亀裂や剥がれがありました。こういう症状を発見するときっちり整備して良かった〜と強く思う瞬間です。

オルタネーターとはエンジンに付いている発電機の事で、運転中電気を作ってバッテリーに蓄えます。 ファンベルトはエンジンを冷やす為のファンを回して冷却します。どちらも大変重要な役割を担っています。  
 
こだわり農場

稲刈りに使うコンバインの整備を始めました

2015年09月05日

みなさんこんにちは!現在の大潟村は晴れ時々薄曇り、北北西の風2m、気温23℃・湿度53%です。
今日から稲を刈るコンバインという機械の整備を始めました。コンバインは様々な箇所にオイルや刃物が使われているので、定期的にオイルや部品を交換しなければなりません。作業中に故障しない様、1つ1つしっかりと点検しています。
写真1枚目はコンバインの心臓部、『こぎ胴』です。こぎ胴は高速で回転し、刈り取られた稲穂に付いている”もみ”を突起部分で叩き落とします。これを脱穀と言い、叩かれて落ちたお米をタンクに溜めてお米を収穫します。
※ ”もみ”とは稲穂に付いているもみ殻に覆われた状態の玄米の事です。
歴史の教科書では、遥か大昔の農家も足踏み式の脱穀機を使って脱穀していた様ですが、現在でも脱穀に関し基本構造は全く変わっていません。

   
稲穂が手間のギザギザレールに乗って写真左から右に流れる間に瞬時に脱穀が行われます

 
こぎ胴内に藁(わら)が絡まらない様に、こぎ胴内には写真の”藁切り刃”が4セット配置されています。この部品はシーズンごとに交換します
こだわり農場

もみ殻で金属板に穴が開く

2015年09月04日

昨日から稲刈りに向けた機械整備を始めました。
写真は、もみ殻を離れた所へ強風によって送り出す(運ぶ)機械です。

※もみ殻とは玄米を覆っている殻の事です。
とても軽い殻ですが長期間大量に当たり続けると2㎜の金属板は簡単に穴が空いてしまいます。シーズン前にしっかり直して憂い無し!

 

もみ殻を運ぶ送風機です  
 
直径4㎝位の穴が開いていました

  
もみ殻とは玄米を覆っている殻の事です
こだわり農場