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台風7号の影響はありませんでした
2016年08月17日現在台風7号が日本列島を北上しています。数日前から秋田を直撃しそうな予報だったのであきたこまちが被害を受けるのではと心配でなりませんでした。大潟村では今朝少し強い雨が降った位で風も大した事なく、幸運にも田んぼの稲には全く影響ありませんでした。
台風の稲に対する影響は、
①大雨で稲が倒されて茎が折れ曲り、根からの水分供給が不足して登熟(とうじゅく←実入り)に影響が出る
②強風で稲が倒され、①と同じく登熟が悪くなる
③強風で穂が強く揺すられると穂に付いている籾(お米)が脱粒する
④強風により日本海の塩水が巻き上げられ稲にかかると枯れてしまう
台風の被害があると上記の理由からお米の品質を悪くし、同時に減収(収穫量が減ってしまう)になってしまいます。
被害が無くて本当に良かった良かった(⌒▽⌒)
稲刈りまであと1ヶ月ちょっとになりました。
台風でどんよりした空です
草刈りで病害虫を防ぐ
2016年08月13日お盆休みを前に田んぼの草刈りを行いました。日中は暑いので朝早く始めると作業が捗ります。茂っていた草を綺麗に刈り取ると見た目もスッキリしますが、一番大切な目的は病害虫の住処を無くして稲の被害を防ぐ事です。
写真の草刈り機はクボタ農機のスパイダーと言われるタイプ。どんなに傾斜のキツい畦でも2サイクルエンジン搭載なのでエンジンが焼き付きを起こす事が無く、4輪駆動と相まって難なく作業が出来ます。専業農家は場所によって様々なタイプの草刈り機を使い分けているんですよ。
雑草は驚く程生命力が強く、草刈り後数日もすると再び伸びてくるのが分かります。刈っても刈っても生えてくる、農家は常に草との闘いです。
良い天気が続いています
あきたこまちの乳熟期(にゅうじゅくき)
2016年08月09日今日は台風の影響か北西の風が吹いて少し涼しい大潟村でした。
田んぼでは”あきたこまち”が光合成を盛んに行っています。穂についている一粒一粒の籾(もみ)にデンプンが溜まって頭を垂れてきています。
今、デンプンが盛んに籾の中に溜まる時期を『乳熟期(にゅうじゅくき)』と言います。作られたばかりで固まっていないデンプンは牛乳の様に白いのでそう呼ばれているのです。これがしっかり固まると皆さんが食べるあのお米になるんですよ。
籾の一粒一粒がお米になります
穂が段々と頭を垂れてきました
2016年08月08日秋田は毎日とっても良いお天気です。昨日は県内で最高36〜38℃を記録しました。今日も非常に暑いです。
さて、田んぼでは日光が燦々と稲に降り注ぎ盛んに光合成が行われています。先日出てきた穂には光合成で作られたデンプンが少しづつ溜まり始めている様で、スッと立っていた穂が重みで段々と頭を垂れてきました。
『太陽の光エネルギーが葉の光合成によってデンプンに変わる。デンプンが固まってお米になる。お米を食べて人間が生きるエネルギーになる。つまりはお日様が私達を元気に動かしてくれているんだ』
当たり前の事ですが田んぼで稲を見ているとそんな事をふと思います。
稲穂の籾(一粒一粒)の中に少しづつデンプンが溜まってくると重みで垂れ下がってきます