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もみを運ぶバネコンベアー

みなさんこんにちは!現在の大潟村は曇り、東北東の風5m、気温22℃・湿度79%です。
昨日から秋田は台風の影響なのか風がとても強いです。Tシャツだけでは寒い時もあるので久しぶりにノースリーブのフリースベストを着て仕事しています。
さて、今日はバネコンベアー(通称 バネコン)と言う”もみ”を運ぶ機械の整備をしました。もみとはもみ殻に覆われた状態の玄米の事です。
私達が食べられる状態の玄米にするには”もみすり”と言う作業をしなければなりません。もみすりは「もみすり機」と言う機械を使い、玄米を覆っているもみ殻を剥ぎ取ります。もみすりの際、貯蔵庫からもみすり機までのもみ運搬を行うのがバネコンです。直径10センチ・長さ数メートルのフレキシブルパイプの中に螺旋状バネが入っているのであらゆる方向へ曲げる事が出来るのが最大の特徴です。
パイプの中の螺旋状バネがモーターで回されると、もみが勢い良く運ばれます。今回はこのバネコンモーターベアリングが壊れて異音が出ていたので分解・交換しました。

 

 バネコンモーターを分解してシャフトを取り出し、ベアリングを触ってみるとガリガリ引っかかり綺麗に回りませんでした
 
ベアリングをシャフトから引き抜く専用工具を使って取り外します。とても手の力では引き抜けません。

   
古いベアリングから新しいベアリングに交換します。これで安心

 
バネコンホースの先端部です。この先端をもみ貯蔵庫に差し込みます。

   
写真手前側にモーターがあり、バネを回します。バネコンホース先端からパイプを通って運ばれて来たもみがここから出て来ます。バネコンはホースをあらゆる方向へ曲げられる特性があり大変便利です

 
無事組み上げが終わりました。楽しかったです
こだわり農場